ビー玉とラムネと携帯人間

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俺は新人類でお前はゆとりだ 俺をみるなり父さんはよくそう言っていた。 葬儀に参列した人達を見て俺の見解は正しかったと感じた。 友達らしき姿がなく会社関連の人たちの姿もなかった。いくら家族葬だからといってこんなに参列者の少ない葬儀も珍しいのではないかと高校生の俺にでも理解できた。 ここは俺の才能を生かす場所じゃない そう言っては次々と仕事を替えていった。若い頃はまだよかったが45歳で仕事を辞めてからは正社員として再就職することは出来なかった。
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