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そこから父さんは契約社員と派遣社員を繰り返し人が変わったように鬱状態に陥った。
もともと若い頃から双極性障害を患っていて薬を常用していた。
俺は双極性障害だからな!
そんな病自慢を母さんによくしていた。
仕事はするが続かない、若い女に目移りし、ギャンブルに給与を使ってしまう。炊事、洗濯も一切したことがなく。食べた茶碗は置きっぱなし、あちこちに靴下やシャツを脱ぎ捨てる。
挙句のはてには「俺は双極性障害だから仕方がない」そう言って笑い飛ばした。
「今の時代、離婚なんて珍しくはないから、あんな男と別れたら?」
七つ年上の姉が真剣に母さんに言った。
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