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「受付でこれを渡しせば大丈夫なようにしておくから」
渡された紙には何かが書かれている。けれど死神には理解ができなかった。
ひとまず、ワンピースのポケットにしまっておく。
「あと、めいちゃんって、それ、隠せる?」
「これ?」
死神は自分の翼の下の方をつまんで持ち上げる。
そして黒い光が舞い、大きな翼が跡形もなく消え去った。それと同時に存在感が増す。
「これで問題ないね」
「アレがないと見えちゃうけど、いいの?」
「いや、逆にいいよ」
晴明は笑いながら言った。
「あとは…大丈夫かな」
「うん、明日…ね」
死神は翼を出した。
「うん、また明日…」
死神はコクンと頷いて、現れたときと同じように音をたてることなく一瞬で消えた。
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