お江戸の空に、ヒツジ飛ぶっ!

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お江戸の空に、ヒツジ飛ぶっ!

お立ち寄りくださり、ありがとうございます。 本作、『江戸城の葵』の番外編です。 ご新規の方向けに、本編を読んでいなくても読めるように書いておりますが、こちらの作品の時期は本編18章冒頭と同じ時期になります。 もし本編を読書中であれば、17章まで先にお読みいただくほうが良いかもしれませんが、単独エピソードとして先に読んでいただくのも、ご自由かと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 【登場人物紹介】 (あおい)――――21世紀から幕末にタイムスリップした女子高生。十七歳。 その時のショックで、名字と家族に関する記憶を失う。 身長166センチ。男装も似合う、黒髪ロングの美少女。 ポジティブ思考の明るい性格だけど、かなりの泣き虫でもある。 とらさん、宗次郎、十蔵とともに暮らしていたが、つい最近、とらさんとの恋を実らせ、晴れて夫婦になった。 甲賀源吾(こうが げんご)――――海軍所属の幕臣。二十九歳。 葵の夫、兼、保護者。 黒灰色の切れ長の瞳と、お腹にくるような艶声を持つ美形。 英語とオランダ語が得意。 葵からは、とらさんと呼ばれている。 十束宗次郎(とつか そうじろう)――――とらさんの従者。十七歳。 小動物系の癒やし男子。 料理と裁縫が得意で、甲賀家の家事全般を担当している。 十蔵(じゅうぞう)――――宗次郎の異母兄。二十一歳。 スポーツマンタイプの爽やか系イケメン。 掛川藩中屋敷の中間(ちゅうげん)として勤務中。 タフィ――――魔法使いベイク・ガレットの弟子。 見た目は羊だけど、実は……。
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