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「……ハムハム、何言ってんの?無理があるよ?」
減量中のはずなのに、ミズキンダは二つ目のたこ焼きを買う。
「やっぱり、たこ焼きは銀○こだよねー。ハムハムも食べる?」
減量どうした?
このまま立ち去ろうか?
と思った矢先、ミズキンダはぼくの視線の先に気付いた。
「あー!ハ○太郎だー!何?ハムハム、ハ○太郎見てたの?」
「き、気のせいだ!」
「分かったー!ハムハム、ハ○太郎みたいに人気になりたいんだねー!」
どうして、そういうときだけ、むっちゃ勘いいの!?
「ち、ちが……」
「よし!ハムハムをハ○太郎みたいに人気者にミズキンダとサラメンコが協力しましょー!」
ぼくはミズキンダにひょいとつままれて、牧場へと運ばれていく。
その最中にサングラスがぽとりと落ちた。
特注のハムスター専用メガネ……、グッバイ……。
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