97人が本棚に入れています
本棚に追加
黒曜石の騎士の冑が割れた。目のスリットから差し込んだ剣を捻って、粉砕したようだ。そのまま剣を差し込んで、中身を掻き混ぜたみたいだが、まだ生きている。
むしろ、思った以上にピンピンしている。
「マルアさん、コアを見つけてこあさなきゃダメです!」
「だ、駄洒落を言うほどの余裕があるのですか」
「あ、壊さないと、コアさナイト、騎士だけにに」
なんだか、眠気で変なテンションになってきた。
しかし、マルアさんのように硬い鎧を割るのは有りかもしれない。
幸い、僕の武器は物を割るのに最適の、ツルハシだし。
大きく振りかぶった一撃を繰り出す。
当然、盾で、攻撃を流す。
そこで、高速魔法で速度を上げて、盾の上を踏み台に大ジャンプ。
体を中心にツルハシを回し、遠心力をつけての一撃。
腕から肩まで響くほどの振動が伝わる。
と同時に顔面が砕けて半生ゼリーがドロリ。
最初のコメントを投稿しよう!