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「ドゴッゴゴゴゴゴゴッドーン」
石材の破片がが吹き飛び、巨大戦士が大の字で横たわる。
光り輝く白き鎧をまとっているホーリーさんが拳を天に掲げていた。
白金のような陶器のような材質の鎧。滑らかなデザインで、細かく神や天使らしいデザインが刻み込まれている。背中には六枚の光の羽根が広がり、眩しい、美しくも神々しくある羽根なのだけれど、あれは、動きづらくないのだろうか?
などと言う余計な心配は不要だった。
迫りくる、またしても巨大な戦士に対して大振りの一撃。
巨象に跳ねられたドブネズミのように無抵抗で、壁に吹き飛ぶ。
それを追い、高速の連打を浴びせる。たぶん数ミリの鉄の板くらいの厚さになった戦士に対して、最後の一撃がうなりを上げる。
分厚い一枚板の外壁が崩れ、神々しい朝日が差した。
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