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僕達三人は、部屋の中央にある巨大な柱を挟んで、離れ離れで、戦うように先導されてしまった。
その辺に転がっている骸骨なら、一瞬でカルシウムの粉に変えられると思うが、目の前に居る奴らは、そうもいかない。既にレベルは300を超えている勇者であっても、瞬殺は不可能。
なめてかかると、死にかねない。
きっと人骨と違ってカルシウムではないので舐めても栄養にならないと思うが。と、軽くカルシウムジョークを言っている暇もなく、攻撃される。
二体の浮遊骸骨は手にした槍で突いて来る。
激しい連続突きで、僕は知らぬ間に壁際まで圧倒されていた。
槍は長い、しかも上からの速い突き、ツルハシとハンマーで防戦一方。
そんな時に、便利なのが、このソードブレイカー。
腰にぶら下げていたオジサンの形見が役に立つ。
豪雨のように降り注ぐ二本の槍を、ソードブレイカーで乱暴に弾く。
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