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硬い地面にめり込んで身動きの取れない黒い骸骨がひとつ。
それ目掛けて、ハンマーの自動連打。
飛び散る火花が、断末魔に聞こえた。
解体作業を終えた直後に、響き渡る脳内のレベルアップ音、煩すぎて睡魔どころではない。しばらく置いて、他の二人も、黒い骸骨を倒したようで、脳がおかしくなりそうなほど、激し過ぎるレベルアップ音がこだました。
しかし、彼女たちは、どれだけ強いんだ?
レベル300でも、苦戦した相手を、この短期間で倒すとは……。
レベルは、所詮目安でしかない。と言う見解もあるが、彼女たちの強さは、まさにそうなのだろう。レベルに拘り過ぎている自分が、なんだか虚しくなってきた。
そもそも、ほんとにレベルアップで強くなっているのか、レベルって何なんだと今更ながらの疑問で、頭痛のする頭を、抱えてしまう。
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