勇者LV.3

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「まあ、まあ、サインはいつでも、してあげるから、今は、ここの後片付けが先決」 「はいっ!」 「主人公交代ですか、もう僕は必要ありませんか? て、レスタリオス・アクセリオン は、そんなに卑屈になっちゃって、思春期真っただ中だな」  完全に思考を読まれている。 「そんな事無いです。レベルはもう、十分に上がっているので、さっさと本題の凶神デアゴズバズドスガドレアズを倒しに行きましょう」  て、おい、人の話を聞いて……。 「わぁ何、これ、王座の下に、宝箱ぉ~ワクワクするねぇ」  それヤバい奴、ちょっと待ってぇ。 「これ、鍵かかってるけど、ここをこうして、こうこうと」  アッサリ、宝箱開けてる。 「金銀財宝が、ない!」  分かりやすい落胆、そうそう、お宝なんて残さないよ、むしろ……。
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