勇者LV.1

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 レベルが上がって、あの魔法解禁。  ちょっと間合いを取って、噛まないように口の運動。 「勇気ある心の灯、大いなる蒼き炎、闇を塵に。ブレイブハート・ファイヤ」  死んでるモンスターには、ん、死んでる? とにかくアンデット系のモンスターには炎か聖なるなんとかが有効。ブレイブ・ファイヤは、その両方だから、効果絶大。  引き換えとして、魔力と体力の消耗が激しい。  流石に一撃では無理か。  だが、そんなヘロヘロの大振りパンチは当たらない。 「膝砕き! からの膝砕き!」  流石にこれでは動けないだろう。と思ったらまだ殴ってきやがる。  アンデット系のモンスターに意思があるのか無いのか分からないが、頑張り過ぎでしょ。顔色も悪いし、働き過ぎはよろしくないよ。 「終わりだ」  魔力を乗せた鋼のツルハシでデカい顔を砕いた。  今まで以上に腐汁を大量に浴びた。 『テテテテテッティリリティーン♪』
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