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何事もなく、隣町アルベルバルトに到着。
したくは無いが、聞き込みは必要だな。
「あの……」
「ああ、君は隣村の」
こう見えて実績があるので、そこそこ知名度はあるらしい。でも、今の腐液ビチョビチョの状態を見て、顔を背けられ、あからさまに嫌な顔をされる。
「勇者村の人、来てたよ、うちの勇者とすぐ出ていったけど」
「どうも、ありがとぅ」
この後、めんどくさいけど何人かに声を掛けて分かった事は、普段いないようなモンスターが町の付近に現れた事と、それを勇者が殲滅た事。
ガチムチな鎧、露出の多い鎧女、鼻の高い緑の男。
間違いなく、アポロ、メリッサ、ソンクの三人。
常駐の勇者二人も交えて、村に入る前に魔物軍団を倒したそうだ。
もう僕、いらなくないですか？
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