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「そうでしたか。でも、流石ですね、一人であれだけの相手を殲滅するとは
「あなたこそ」
彼女から感じるとてつもない力。勇者である事は間違いない。
レベルは勇者村最高級のメリッサやアポロと同じくらいか、それ以上。
少なくとも、レベル200以上である事は分かる。
レベル200クラスの勇者は、国内に三十人前後、レベル250以上は帝国守護隊に十人いるかいないからしい。
レベル数が直接強さを表す、と言う訳では無いが、彼女が相当強い雰囲気を醸し出している事には違いない。
「それで……マルア……」
何だか変な間を作ってしまい、何か聞こうと思ったが何も出ない。
「凶神デアゴズバズドスガドレアズを倒しに行きましょう」
分かりやすいダイレクトアタックを食らった。そうだ、僕は今、凶神デアゴズバズドスガドレアズを倒しに行く旅をしていたのだ。
気が付くと戦闘、また戦闘で、足止めされているが、本来は凶神デアゴズバズドスガドレアズを倒す為に、家を出たはずだ。
「はい」
小さく返事をした。
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