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『テリリリッティティーン♪』
装備を洗うついでに、獲物を捕まえた。
炭になった干し肉が昼食と言うのは、あまりにも惨めだから。
妹の保護魔法がまだ継続しているので、素手で魚を捕るなど、雑作もない。、両手で何とか抱えられる歯が鋭い巨大魚六匹と、腕の長いエビニ匹を確保した。何だか懐かしい、父と魚をとっていた頃を思い出す。
あの時は父の得意な電撃魔法で感電してしまったけど。
思い出はさて置き、昼過ぎの空腹と言う現実に戻る。
魚の調理。鱗を剥がし、、内臓を取り、皮に切れ目を入れ枝に差す。
昼食用に、火の近くでお魚二匹とエビを焼く。
枯れ木集めついでに発見した香草もいくつか燃料として投下。淡白な味の川魚モ、草の風味だけでそれなりに食べられると思う。
それとは別に、残りの魚を遠火でじっくり焙り、保存食を確保する。
いつもは一人パーティーで旅をするので、サバイバル技術は高い。大きな荷物も持って行かないので、必要な物は、ほとんど現地調達している。
勇者レベルは、死ぬとリセットされるが、知識や経験、勇者以外のスキルはリセットされないから、それまでの努力や根性も無駄じゃない。
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