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僕が、背中らチクチクと攻撃を繰り返している間に、彼女はもう一体にトドメを差した。両手の細身の剣に魔力を集中させて、爆発的な力を弾き出す。隙の少ない一撃必殺の技だと思う。
『テリテリテリテリテリテリリッティティーン♪』
おこぼれで、またレベルが上がった。
既に基本的な能力が格段に上がっている。魔法を使わずとも、水晶の巨人の動きは軽く受け流す事ができる。
残り二体と言う所で増援された。
しかも、今までのモノとは細部が違う。体はやや小さめ、と言っても2メートルは超えている、腕は六本で各々武器を持っている。
水晶の巨人は、どこから現れているのか。
この奥は落盤で行き止まりだったはずなのだが。
もはや雑魚と化した普通の水晶の巨人は粉砕した。
増援の六本腕に続きさらに三体の六本腕。
流石に腕はもう増えないだろう。
「レスタリオスさん、大丈夫ですか?」
「は、はあ、何とか」
休憩したいところではあるが、良い所を見せたくもある。
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