8人が本棚に入れています
本棚に追加
ミリアちゃんが俺の前に出て盾を構える
アイリちゃんも槍に手を掛けている
「わかった、わかったから落ち着け」
「お前達も落ち着け、剣を抜くんじゃないぞ」
一番奥のおっさんが場を収めようとする
「しかし、このガキ」
「バカにしやがって」
「何も知りもしないくせに」
各々が不満を口にする
「いいから、剣を置け」
「ここでやりあっても何にもならねえ」
「お前らも目的があるんだろ、剣を置け」
一番奥のおっさんにいさめられて剣を置く
「お前らも収めてくれ、悪かったな」
「もうひと月近くもダンジョンから出て無くてな」
「そろそろいったん出たほうがいいな」
「お嬢さん方にもすまなかった、許してくれ」
一番奥のおっさんがリーダーなのであろう、最初の男の代わりに謝罪する
「こちらこそ生意気なこと言ってすいませんでした」
「俺達は金策と教授のダンジョン調査の同行です」
アリサさんの方を見る
アリサさんが咳払いをしてから胸を張る
すぐに胸を見られていると気が付いて胸を隠す
一番奥のおっさんは片手剣に盾の戦士、アレクサンドルと名乗る
最初に声を掛けてきたのがパイン、短剣を2本装備している
片手剣装備の髭面のグリニコとポルコ
魔術師のアナトリーとニコライ
各々が願いを持っていて部屋を探しているという
最初のコメントを投稿しよう!