薔薇都市のダンジョン.2

2/12
前へ
/36ページ
次へ
戸惑いながらも伝えようと考えてくれる 「なにか、変わったことが有ったら教えてね」 「はいです」 お茶をチビチビ飲むアイリちゃん アリサさんが目覚めたようなので探索再開です 戦闘して休憩して戦闘して…を繰り返す アイリちゃんのお腹の時計で夕食の頃合いなので宿に戻る サーチャーの人達はまだ戻っていなかった 夕食を取りながら明日まわるルートを話し合う 毛布で幕を作りお湯で体を拭く そのうちにサーチャの人達が戻ってきた 食事を取りながら話をしている パインが何か言っている、強く主張している 聞き耳をたててみると部屋が何処かに出ていると言っている 経験が感が違和感を感じると言っている 「横からすいません」 「うちの子も同じようなことを言っています」 サーチャーの人達に声を掛ける 「な?何だてめえは、引っ込んでろ」 パインが怒鳴る 「パインと獣人の子が言うならホントかもしれねえ」 アレクサンドルが呟く 「いやしかし、今までさんざん探して見つからないんだぜ」 「潜りすぎてパインは精神が参っている」 「俺達だってギリギリだろ」 各々が意見を話す 「俺が信じられねーのか?」 パインが唸る 「パイン、俺は信じている…だが、タイミングが悪い」 アレクサンドルがパインの肩を掴む     
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加