薔薇都市のダンジョン.2

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「チャンスなんだ、チャンスなんだよ」 パインは泣きながら床を叩く 「すいません、余計なことを言いました」 素直に謝罪する 「いやいい、しかし話は聞かせてくれ」 アレクサンドルがこちらに来る アイリちゃんに話をしてもらう、曖昧だがアレクサンドルは理解してくれた この後は彼らだけで話をしたいと言われた 深夜にアイリちゃんに起こされる 気配がすると アイリちゃんを抱いたまま暗闇に目を凝らす パインが静かに部屋から出て行くのが何故だか薄っすらと見える 出て行ったあとアイリちゃんをナデナデしながら眠りにつく 朝、サーチャーの人達に起こされる パインが居ないと、知らないかと 俺は知らないと答える サーチャーの人達と朝食を取る 彼らは今日引き上げると昨日決めたと パインは最後まで探すと主張していた、探しに行ったのだろうと 手伝ってくれないかと言われた 探すのを手伝ってほしいと 6人はダンジョンで出会ってできたパーティだが、何か月も一緒にやってきたと ほっておいて帰ることはできないと言われた 「アイリ追えるかい?」 アイリちゃんを見る 「ニオイは覚えているので大丈夫です」 彼らが風呂に入っていなかったのもあるのかもしれない パイン捜索に行くとしましょう     
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