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ジョバンニが
「さそりは悪い虫だろう?」
と言うと、少女はさそりはいい虫だと言いました。
さそりは生きる為に小さな虫を食べていたのですが、ある日いたちに食べられそうになったさそりは逃げて井戸に落ちてしまいました。
その時さそりは
いままでいくつの命を取ったかわからない、その私がいたちにつかまりそうになった時はひっしに逃げて、こんな事になってしまった。
どうして私の体をだまっていたちにくれてやらなかったのだろう、そうすればいたちは一日生きのびたろうに、どうか神さま、どうかこの次にはまことのみんなのさいわいのために私の体をおつかい下さいと言ったのだと言う。
その命の炎が赤く燃えている。
ジョバンニは気づきました、みんなの本当のさいわいを探すために自分は生きるだと、カンパネルラにともにどこまでも行こうとちかい合います。
南十字来ると出会った人々はおりていきます、ジョバンニとカンパネルラ二人が残りますが、どこまでも行く事が出来るジョバンニとちがい、カンパネルラととつぜんの別れが来ます。
気がつくとジョバンニは丘の上にいました、町へ行くとカンパネルラが友達を助ける為に川に入ったまま行方不明になったと聞かされます。
ジョバンニはカンパネルラが自分の命をぎせいにして友達の命をすくった事を知り、銀河鉄道の旅が何を意味していたのかを知ります。
銀河鉄道の夜はぼくには少しむずかしいお話しでした。
ですが、ぼくはジョバンニやカンパネルラようにだれかの本当のさいわいの為に生きられる人間になれたらいいなと思いました。
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