第1章

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梅雨入りしたせいか、毎日貼り付く様な暑さが続いている。 朝の電車は満員に近く、あまり座った事がないぐらい。 1駅とはいえ、満員電車…息がつらい。 小さい私は、なおさら。 みんなの熱がこもる。 息苦しい……… 1駅…1駅、我慢すれば… 思えば思うほど体調が悪くなる気がして… 制服の胸元を握りしめた。 まずい………冷や汗… そう思った瞬間、体がグラッと揺れた。 倒れる……!
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