第1章

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「おっと」 頭上から男の人の声が聞こえ、同時に抱き止められた。 助かった…お礼言わなきゃ… 重い頭を、ゆっくり持ち上げた。 助けてくれた人を見上げると、山崎先輩の驚いた顔が見えた。 「お前!顔、真っ青だぞ…大丈夫か?」 心配してくれてる… ふふっ……ふふっ… 力が……抜ける… 「もう少しで着くから。辛抱しろよ!」 遠くから聞こえる山崎先輩の声。 応える様に頷いた。
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