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この国で契約がしやすい神は7柱おり、火の神、水の神、土の神、風の神、闇の神、刃の神、そして目の前にある神殿の持ち主、光の神。
他にも細かい神ならば何柱もいるが、力が強い神の方が異能力も強い。 その分だけ信徒も多く異能力の強さも分散するが、それでもマイナーな神よりも基本7柱の神に宣誓した方が強い力が手に入る。
ここで手に入れる異能力によって、将来が左右されるので慎重に選ぶ必要がある。
俺は色々と考えた末に、光の神に宣誓を行って光の異能力を手に入れることに決めた。
やはり、一番モテるのは正統派なキラキラした奴だろう。 近所のおっさんも光の信徒が一番モテると言っていた。
「それにしても、相変わらずアホみたいに照明ピッカピカ点けてて、悪趣味ッスねー。 どうせ信徒も頭ん中ピッカピカで神様も頭ん中ピッカピカなんだろうな。
像では若いイケメンになってるッスけど、本物はやっぱりピッカピカっぽいッスよね、頭とかが」
軽く考えながら中に入ると、頭が悪趣味な照明に照らされて頭がピッカピカなおっさんが待ち構えていた。
「おっす俺16歳。 今日は異能力を貰いに来たんスけど。 どうしたらいいッスか?」
「ああ、こんにちは。 光の神様を選ぶとはいい子だね。 さあ、こっちに来なさい」
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