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「……へ?」
「お利口に躾けるつもりはないが、流石に節操がねぇ。そうだな……次に船に乗るまでの間で、俺以外でイケねぇようにしてやろうか?」
ニヤリと男臭く笑うグリフィスの瞳に捕まって、心臓が飛び跳ねた。
「んぅ! はぁ、やっ、こんな……っ」
全裸に剥かれ、熱を背中に感じている。ソファーに座った状態で後ろから抱きとめられ、リッツは自身の昂ぶりを握り恥ずかしく扱いている。自分の手に、グリフィスの手が重なって自慰を強要されているのだ。
「嫌だと言うわりに興奮して、育ってるじゃないか」
耳元に囁かれる熱を含む声にゾクゾクと脳が痺れる。気持ちよさに緩んだ口の端から唾液が溢れていくのを、グリフィスの厚い舌が舐めとった。
「はぁぁ!」
ヌルヌルと自分の手を汚す程に溢れた先走りが、摩擦で濡れた音を立てる。自分でしているはずなのに、感じはまったく違う。上から重なっている手の熱さや適度な圧迫、擦れる場所の違い、緩急の付け方が違う。
「バキバキに勃ってるぞ。それに、しっかり溢してる」
「だって、気持ちいぃ…っ」
「片手空いてるだろ。もったいねぇぞ」
「ふうぅ!」
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