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グリフィスが手持ち無沙汰な片手を持ち上げ、触られていない乳首へと導いていく。手で平らな胸を撫でるようにされて、リッツはビクビクと背を震わせた。
「ほら、自分の手でも十分に気持ち良くなれるじゃねーか。乳首、立ててみろ」
「はぁ……いっ、嫌だったら……グリフィスさんしてぇ」
「上手くできたら挿れてやるよ」
尻の辺りで感じている。グリフィスはこの痴態に興奮して、熱くしている。
でも切なくてたまらない。まだキス一つしていない。いきなり脱がされて座らされ、この状態にもっていかれてしまった。
「はぁ、あっ、キスしたい……」
「俺の前で自慰ができたらな」
「変態!」
「躾だ。誰彼かまわず股広げる前に少しは自分で慰めろ。自分の手だけじゃ満足できないって、お前が言ったんだろうが」
「だってぇ! あぁぁ!」
自分だけで高ぶって、自分だけでイッて、その後虚しくなるんだ。キスが欲しい、抱きついて眠りたい、熱を感じて、香を感じていたいのに。
胸を触っていた手に引っかかりを感じる。撫でるだけだったのに、それでも十分に立ち上がってしまっている。ぷっくりと色を増して尖った事に羞恥を感じる。
「言う割りに、しっかり反応してやがる。どんだけ淫乱だよ、リッツ」
「あぁ、お願い、触ってぇ」
「こんなんで突っ込まれたら、解す間にイクぞ」
「お願いぃ」
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