ピラミッド4.7 続き

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金属アレルギーの人々だけが、派手なアクセサリーを捨てる。それだけでも、戦争のような痕跡になるかもしれない。( そうするとストーリーがちょっと変わるのだが… 。) 金属アレルギーの原因は、派手なアクセサリーだけではないと思われる。金属製の武器や金属製の道具だ。 それらは、持ち手の部分が金属ではない可能性が高い。なので、触れる回数も少ないだろうし、手の皮膚で金属アレルギーが発症することが少ないかもしれない。 ( 金属の道具で表面処理をした、木材や土壁に、金属が微量、残るかもしれない。それが原因で金属アレルギーを起こすことがあるかもしれない。) それから、金属の武器や道具に、飾りが付いているかもしれない。 そして、祈祷師やまじない師の系統、あるいは、科学的な医者の系統で、派手なアクセサリーの形によって、金属アレルギーの症状が変わるのかも、という研究がなされた。 派手なアクセサリーの、どの部分に、どのように金属が使われているかは、金属アレルギーに関係あるかもしれない。 派手なアクセサリーの土台に金属が使われていたら、それが肌に密着することになる。重いアクセサリーならば、それが肌に食い込む。 派手なアクセサリーの土台が、金属ではなく、他の素材なら、肌に金属が、あまり触れない。( それなのに症状が重い、というケースもあるかもしれない。) つまり、祈祷師やまじない師が考えたのは、派手なアクセサリーは、それを身に着けていない人々にも影響を及ぼし、他の疾患のような症状を引き起こすということだ。 派手なアクセサリーのデザインに原因があると考えた。 そのため、土器の模様や図柄も、派手なデザインを禁止した。( もしかしたら、服の図柄も禁止した。) これは、医者暗黒時代、科学暗黒時代だ。科学的医者暗黒時代。 第4巻には、[ フイント・クナイト … 、… アルク・アン・シエーラー ]という人物が出てくる。 彼は。エフォデというものを持っていた。それは、胸の前に身に着ける頭陀袋のようなものだ。 エフォデの横には、紐が付いていて、背中でたすき掛けをしている。 エフォデの中には、【フォデ】や【フォダ】が入っている。フォデは、木の棒の先に植物の繊維などを付けて、そこに黒い汁を含ませて字や絵を書くもの。 フォダは、黒い汁を付着させる先の、木の板のことだ。
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