ピラミッド4.7 続き

5/20
前へ
/40ページ
次へ
山査子の枝には、トゲがあるので、トゲを取ってからでないと、冠は作れない。だからもちろん、サンザシの冠に棘はなく、傷つくことはない。 ならば、綺麗な花の付いた普通の冠だ。豪華な冠ではない。派手な飾りを付けたら豪華な冠になる。 サンザシには棘があるが、だからと言って不吉を意味するとは限らない。 サンザシが不吉を意味するようになったのは、[ピンフ]が怪我をしてからの可能性が高い。 ([ピンフ]の話は、一夫一婦制度の問題のある頃よりも、一世代かニ世代後の話になるから、関係ないのかもしれないが…) [ESWN、ヘリコプス・パラレルのヘルウェネメフ]の娘は、[アイ( eye)・クプティオス]という。 [アイ・クプティオス]の彫像が、エジプト中部で発見された。彼女の彫像は完成しているが、そこにアイパッチを付けて完成形となる。 [アイ・クプティオス]の夫は、[オイリー・プース]という。 プースは、足のことだ。特に、膝から上、そして腹にかけて、オイリーだ。 [ピンフ]は、[アイ・クプティオス]の息子ではないことは、はっきりしている。[オイリー・プース]と結婚する前から存在していたのだろう。 [アイ・クプティオス]は、[ピンフ]の葬儀委員長となった。 ちなみに、[ピンフ]の墓の壁画には、猿が12匹いる。これは…、12は、おそらく、12ヶ月のことだ。 ということは、この頃、一年が12ヶ月になったのかもしれない。(それ以前は、一年が10ヶ月だった。) あるいは、ずっと前に一年12ヶ月になり、何年も経ち、その周年や記念日なのかもしれない。 そして、[ピンフ]の墓の壁画には、メイス・ヘッドを持つ人物が描かれている。 メイス・ヘッド、即ち、棍棒。 メイス・ヘッドを持つ人物と言えば、[九手龍のナハルメル]だ。 [九手龍のナハルメル]が、[ピンフ]の葬儀に駆けつけたのかもしれない。 だが、[九手龍のナハルメル]が、葬儀に駆けつけた時に、メイス・ヘッドを持っていたとは限らないし、 壁画のような服装をしていたとは限らない。壁画は、象徴的なものを描くと思われるので。 本筋に戻ると、[ピンフ]は、[ゴールディー・ソリュー]と、兄弟のように育った人間だ。 ある王は、オリエントのウルの王になった。うある王だ。 女[ピンフの母]は、うある王や[ダヒュー王]と、付き合ったと思われる。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加