ピラミッド4.7 続き

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まず、石器時代があった。これは間違いない。 まず、そこら辺りに転がっている石を、そのまま使った。 人類が誕生する以前から隕石が地球に降り注いでいて、その大半は、大気圏で燃え尽きてしまうが、一部が燃え残り、隕石鉄となる。 それは、そこら辺りに転がっているのと同じことになるから、石器時代の初期から、鉄を使った可能性がある。 地球の表面の7割は海だ。だから隕石鉄の7割は海に降り注ぐ。だから、鉄を石器として使った最初の動物はラッコの可能性がある。 ( ラッコの石器の持ち方は、猿や類人猿の持ち方より人間に近いかもしれない。) 石器時代の後は、単銅時代になる。石器で地面を深く掘るのは難しいので、銅の鉱石は、地表近くにあったのだろう。 そして、その鉱石の、銅の含有率は非常に高かった。( 現在はないけど、銅の含有率が100%に近い銅の鉱石が、地表に露出していたのだろうと思う。) そうでないと、銅を使うようにならないような気がする。とにかく、銅の含有率が非常に高い銅の鉱石が、地表に転がっていたのだろうと思う。 そういう銅の鉱石を拾った場所の近くに、銅の含有率が非常に高い銅の鉱脈があり、そこを掘って銅の鉱石を手に入れた。 そして、その鉱脈を掘り尽くしてしまう。その後も、銅が欲しいので、銅の含有率が少し低い銅の鉱石を見つける。( それは多分、見た目や色が似ていたのだろう。) 銅が欲しい人間は、純度が高い銅が欲しいのだろうと思う。それで、含有率が少し低い鉱石を、叩いたりしたのだろうが、 何をきっかけにしてかは、わからないが高熱を使うことで、銅の純度を高めることに成功した。 その後、青銅時代になる。それは、キンメリア神話第3巻に書いてあります。 そして、問題の、金属アレルギー時代になる。( 金属アレルギー時代が、絶対に青銅時代の、完全な後になるかはわからない。) 銅の純度を高める、精錬技術が上がったのか、銅の純度が低い鉱石を新たに見つけたのか、詳細はよくわからないが、見た目の色が、まったく違う銅の鉱石を見つけたのだろうか。 つまり、すべての人間に症状が出るような毒害は取り除くことはできたが、10%程度の人間に、症状が現れるようになった。あるいはもっと少ない割合で、科学的な障害が現れるようになった。 でも、その原因はわからない。症状が現れる人間が少ないからだ。
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