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カリカリ……カリカリ……
『それでー』
『www』
夜中。もしくは深夜と呼ばれるこの時間帯。
俺は勉強&ラジオをしている。
そんなんで大丈夫か、って? 大丈夫だからやり続けてるんだよ。
そんなこんなで声優のラジオでニヤけながら勉強。
ちなみに。
明日……いや今日は、お祭のお誘いを受けている。中学生である僕の、同学年。しかも女子。
まあ、二人っきりではないけれど。
それでも、今まで外に行く理由は「本を買いに」やら「新作のゲームを買いに」やらだったのだから、大きな一歩だ。
母親は二千円を渡してくるし、服を選んでくる。鬱陶しいくらいだ。
それでも、舞い上がっているのは僕も同じだ。祭なんて、小四が最後だったはず。
田舎者なのに。
都会から来た人が、「ここ山とか畑ばっかだね」と言うレベルなのだ。
閑話休題。
何はともあれ、青春だ。
「その青春、ぶち壊してやる」
「だブッフ!? 」
不吉な声が聞こえ、振り返ると、いかにも「神」な人がいた。
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