後悔と罪悪感

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 しばらく歩くとまたもや、あの館にたどり着いた。なぜ?地図通りに来ていたが、あと少しで出口というところでまたあの魔女の館があらわれた。  訝しげに館を見ていると、入り口から魔女が出てきた。 「いやぁすまないね。どうしても研究の成果を見せたくて。」 話によると、魔女は研究の成果を見せるため、魔法を使って私たちを呼び戻したらしい。 「大丈夫。見てもらったらちゃんと城に行けるから。」 そう言って、館に入っていく。私たちも渋々あとに続いた。魔女は私たちを館の一番奥の部屋へ誘うと、扉を開けた。  ひどい臭いだ。何かが腐っているような臭い。 「ほら!見てくれ!」 魔女が部屋の奥を指差すと、その方に兄弟の兄が佇んでいた。 ?何か様子がおかしい。 よく見てみると、目が虚ろで顔が青い。 ッツ? おかしい!本来手がある場所に足が、足があるはずの場所に手がある!つまり手足が入れ替わっている! 「人体の研究なんだけどね!人は手足を入れ替えても生きていけるか!とりあえず、手術は成功!これからどう生きていくのか楽しみだね!」 嬉々として話す魔女の顔は、狂気に満ちていた。 ーーーーーーーッツ! 声にならない悲鳴をあげる弟。 そうだ、これは夢だ。私は無責任にこの悪夢から逃れようとした。しかし、今回もなかなか夢から覚めることができなかった。 ーーーーーーーッツ? 相も変わらず叫ぶ弟。 覚めろ。覚めろ!覚めろ!! 意識が現実の方へ向かおうとする。その意識の傍らで、弟が喉をかき切って血を吹き出している光景。それを最後に意識が遠退いていった。
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