現実2

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現実2

 学校の子どもたちのことを考えた。  私はなぜあのとき踏みとどまることができなかったのか。あそこで踏みとどまっていたら、こんなに後悔することも罪悪感に苛まれることもなかった。  最近では考えることができるようになった分学校のことをよく考える。  子どもたちはどう学校生活を送っているのか。みんな元気にやっているのだろうか。  復帰についてもよく考える。私が休んでいる間に新学期がスタートして、代用の先生と関係を築いているだろう。私が復帰することで、子どもたちはまた一から関係作りをしなければならない。それは果たしていいことなのだろうか。  夢では子どもたちを犠牲にしてしまったが、現実ではそんなことをしたくない。  いや、もう犠牲にしているか。
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