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訳がわからない。なんなんだこれは
私は逃げる間もなく、取り押さえられ、町の広場まで引きずられて行く。
そこには一本の柱があり、そこに張り付けられる。足元には薪がくべられていく。
私はこれから焼き殺されるのか？夢とはいえ殺されるのは嫌だ。そうだ、これは夢なのだ。早く覚めろ。自分に言い聞かせる。覚めろ！
薪がうず高くくべられていく。
松明を持った町人が進み出る。
頼む！覚めてくれ！
火がつけられる。
やめろ！やめてくれ！なんで覚めないんだ！やめろ！火をつけないでくれ！
懇願のかいなく、火がつき瞬く間に燃え広がっていく。
熱い?なぜ?夢なのに！熱い！肉が?焼ける?臭い?焼ける?熱い！…………
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