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数年後
エルドロ平原に一人の少年が寝ていた
「あーよく寝た。」
と少年が言った
「やっと起きましたか、まったく何時間寝てるんですか。死んだと思いましたよ。」
もう一人が言った
...
いや、それは人じゃなく一匹の謎の生物だった
姿は耳が長く、尻尾があり、小柄で中に浮いていた。
「うるせーやい。眠かったんじゃ、寝かせろい」
と少年は言う
「それより合流地点はあとどれくらいだフェルラ?」
その中に浮いている生物をフェルラと呼ぶらしい。
フェルラは言う
「ここからあと15kmぐらいだと思います。」
「そうか。じゃ行くか。」
と言うと、少年とフェルラは動き出した。
しかしすぐに少年の動きがピタっと止まった。
「・・・フェルラ、今何時だ。」
「11時48分です。」
「・・・集合時間は?」
「12時ですね」
「・・・」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛...
と少年の絶叫が平原に響いた
「オメーバカ!!なんで起さんかった!!?」
「いや「気持ちよく寝てるなー、起こさないで良いよね?」と思い、起こしませんでした。」
ゴッ
少年の拳が下ろされた。
「ーーーッ...!!!何するんですか!!!」
「「何するんですかー?」じゃねーよ!どーすんだよ!!?間に合わんよ!!?どーすんの!!?どーなんの俺!!?」
「間に合わないのは常人のことでしょ!!!でもあなたは違うでしょ!!!」
そう言うと少年は
「...あ、そっか」
と言った
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