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これは、俺が中学一年生の時だ。
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「おい、俺らの昼飯はどうした。」
「す、すみません!もう、お金がなくて…。」
「はぁ?んなこと知るかよ。金がなけりゃ盗めばいいだろ。何回かやっている事だしよー。」
「すみません!もう…盗みとか…そういうの、やりたくなくて…。」
ドカっ!
「うぅっっ!」
「おいおい、今更何言ってんだよ?あまり俺らを怒らせると、次は膝蹴りだけじゃ済まないぜ?」
「…もう、こういうの…やめて下さい。お願いします…。」
「………はぁぁぁぁぁ。残念だよ××。お前の土下座の誠意に免じて、もうこういう事はやらねー。」
「えっっ、あ、ありがとうございます!!」
「その代わり…(ニヤ)」
「!!」
「お前が万引きしてる写真を、学校中、いやネット中に広めさせてもらうわー!はーっはははは!」
「それだけはやめてくださいっ!それだけはっ!」
「これを見た奴らはお前の事どう思うだろうなー?まず教員にバレて退学だろうなー。」
「!!」
「そして、人々からお前は犯罪者というレッテルを貼られ、後ろ指立たれながら、一生生きていく事になるなー。
「っ!」
「お前の唯一の親友や、初恋の××、そして家族からどう思われるんだろうなー?」
「………」
「それに知ってるぜ?お前の家大量の借金を抱えているんだってなー!せっかく大好きなママが苦労しながら学校に行かせてるのに、お前がその期待を裏切るなんて、なんて外道な事でしょう!」
グッ
「…●●団長、こいつさっきから黙り込んで動かねーんですが、どうします?」
「けっ、黙ってりゃ済むと思ってんのかよ!オラァ!!」
ドカッッ!
「団長、あまりやりすぎると危険ですぜ?教員に見つかれば俺達が怪しまれる。」
「…それもそうだな。おい、××。お前の親友××と初恋の××は……(ニヤ)
『俺がしっかり可愛がってやる』から安心して退学してくれ。んじゃ、今までお疲れさーん、役立たず君。」
「(………は?散々こき使っておいてこの始末かよ。ふざけんな。お前らのせいで、
どれだけ…我慢したことか…
どれだけ…大事な時間が奪われたか…
どれだけ…大事な人を失ったか…
……ちくしょう…。」
『憎イカ?××ヨ。』
「!?誰だ!」
『我ハ君自身。モウヒトリノ君ダ。』
「もう一人の…俺??」
『今ハ時間ガナイ。ヤツラヲコロシタイカ?』
「奴らって、俺を虐めてたやつらの事か?」
『ソウダ』
「…殺したいっ。けど、そんな事したら…俺の居場所が…なくなってしまう。」
『ヨカロウ。…時間ガナイ。君ノカラダヲカリルゾ。』
「え?…う、うわあああああぁぁぁぁ!!!」
『…ハジメルカ』
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