2018年8月5日までの治療

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思考伝播に対して。薬物療法が主。 リスペリドンを1日5mg服用する。(絶対に) 欠かしたことはない。 期待した効果得られず。 相変わらず、脳のスイッチが入ると自分の、考えや 見るもの、すること、が周囲の人間の脳内でも再生されるという、妄想に取りつかれる。 周囲から、テレパシー的に「キチガイ。死ね」などの思考が入ってくる。 この反応がなけれぱ、自分の思考伝播が起こっているという妄想は生まれなかっただろう。 そして、思考伝播は実際に起こっているとしか自分のなかでは説明がつけられない。 障害者枠の雇用にもついたが、職場の人は無意識に俺の脳ミソの中のつぶやきに、実際に口に出して反応していた。  たとえば、外国人の職員の前で脳内でマザーマリアとつぶやくと、「Ah!」っという奇声のようなものをその方が発した。  また、自分のヒモ体験を話したこともないのに 男性の上司が他の女性職員にそれをネタにして笑いを取っている。  浴室介助のリーダーの前で、脳内で海外とつぶやくと、「あれ?○○さんは?」と例の外国人労働者の行方を気にしだす。  とりあえず他の看護師らしき職員が近づいてきたので心の中で脳内でスミマセンとつぶやくと、ビックリした表情をされ「大丈夫?」ときかれた。 もちろん、主任もそれを否定していたが自分の中では、間違いなく思考伝播は現実として起こっていた。 結局、脳疲労、体力疲弊で職場に在籍できたのは2ヶ月。今年の4月と5月。
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