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10月22日(2018年)月曜日
主治医のDr が来たと、面談可能だと、自分がOT(作業療法)で自分のジップアップパーカーを縫って修理していたとき、病棟の看護師さんから知らされた。
Dr :「どんなね？調子は。入院してみてどんな感じ？」
僕:「入院生活には慣れたんですが、少しずつ一人暮らしのアパートに帰る練習をしないといけないと思ってます。アパートに帰って、症状が出たらどう対処するかとかの、学習をしないといけないです。イライラなどの、怒りがなくなりました。えーっと、先生が自分が寝る前に飲むクスリに新しく追加してくれたクスリのおかげです。えーっと、あれ自分ボケてますわ。なんか、思い出せない。」
Dr:はパソコンの電子カルテの処方箋を見ながら、
「寝る前に？ベルソムラ？」
僕:「いいえ。えっと。」
Dr: 「リスペリドン？フルニトラゼパム？ニトラゼパム？あー、なんだっけ？」
僕:「あの、クスリは統合失調症用に作られたようですが、躁鬱病に適応らしいです。ちょっと、見てみます」そう言って僕は自分のスマホのGoogleの検索履歴を見て、
僕:「あ、オランザピンです。先生が出してくれたのは。これで、イライラが治まってます。」
続けて
僕:「あのですね、自分は別のクリニックでは統合失調感情障害つまり、統合失調症と躁鬱病の合併症だと言われたことがあって。やっぱそれなのかなって思って。」
Dr: 「あー、それね。ぶっちゃけ、うつ病も躁鬱病も統合失調症も同じ脳の病気なわけね。器質性の疾患じゃなくて、ドーパミン仮説とかグルタミン酸仮説とかセロトニン仮説とか。生きてる人の脳を解剖できないから、仮説がどんどん出て薬が開発されて、どうも統計的に薬を飲むと患者さんの症状が治まる傾向にあるってだけでさ。だから、病名にあんまりこだわらないで良いさ。」
僕:「退院のめどとかはどうですか？」
Dr: 「えーっと、あなたの幻聴を完全に消すことは今回の入院ではできそうにないので。来月、2週目くらいを予定しておこうか。ね？」
すると、病棟診察室の奥のナースステーションからどっと笑い声がする。
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