12人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
告白
翌日の土曜日、
マリは友人の結婚式に3次会まで参加し、
ギリギリ終電で自宅の最寄り駅まで帰って来た。
時刻は既に0:50を過ぎていた。
「さすがに飲み過ぎたなぁ…」
フラフラしながらも、家の方角に歩き出す。
慣れないパンプスで足が痛かったのもあるだろう。
それでも急いで、いつものコンビニに向かった。
「もうすぐ1時、ユウキ君が来ちゃう…」
こんな状態で会うのは迷惑だ、と考えつつも、
ユウキとの週に1度の時間になんとか間に合うように急いだ。
急ぐほどに足元はもつれ、あっ!と小石に躓いた瞬間、
「危ない!」
と、身体を支えられて、なんとかマリは転ばずに済んだ。
最初のコメントを投稿しよう!