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「全然気付かなくて、私こそごめんなさい、
その、ストーカーかと思っちゃって…
あ!お詫びに、一緒に一杯いかがですか?」
マリは先程コンビニで買ったビールを取り出し、
1つを坂本に渡した。
「乾杯」
「坂本さんて、おいくつなんですか?」
「今23で、大学4年です。」
「じゃあ、1つ私の方が年上ですね!
もう就職決まってるんですか?」
「はい、勤務地も決まったので引っ越して来ました。
東都住宅って会社なんですけど、
ご存知ですか?」
「え?!私が今勤めてる所ですよ!」
「え!本当ですか!?じゃあ来年からは先輩ですか?!」
「そうだね、よろしくね後輩くん!」
その後も話は盛り上がり、気付くと缶ビール1本で1時間が経っていた。
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