12人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「クシュンッ」
「身体冷えちゃいましたね、
もう秋なんですから、そんな薄着で外出しちゃダメですよ?」
そう言って坂本は、自分の着ていたパーカーをマリの肩に掛けた。
「…ありがとう。」
お酒のせいか、マリは顔が赤く火照っていた。
「そろそろお家に帰りましょう。」
坂本に促されて、2人の住むアパートへ帰った。
「じゃあ、おやすみなさい。」
「うん、おやすみ。」
隣同士の扉を開けて、それぞれ、自分の部屋に帰った。
マリは坂本のパーカーを着たまま、
坂本の部屋側の壁にくっついて置かれたベッドに横たわり、そのまま眠った。
最初のコメントを投稿しよう!