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再会
あっと言う間に、いつも通りの1週間が過ぎた。
先週の土曜日以降、一度も坂本には会えていない。
深夜1時、いつもと同じ時間に、マリは真夜中の散歩に出た。
坂本が貸してくれたパーカーを羽織っている。
コンビニに入り、先週と同じ雑誌を手に取り、
ボーッとページをめくっていると、
隣からスッと、先週と同じ週刊誌を取る手が伸びた。
そっと顔を向けると、そこにははにかんだ笑顔の坂本がいた。
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