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大学
大学に着く。
時枝教授の部屋はどこだ?
大学の講義一覧で確認する。
場所がわかるとそちらへと向かう。
コンコン
その場所へと着いて、2回ほどノックした。
「どうぞ」
声が聞こえたので「失礼します」と部屋へと入った。
「ん?初めて会う生徒だね。」
「芦田 当麻と申します。時枝教授が時間に関する研究してると聞いて自分の問題の解決の糸口になるかもしれないと思いここへ来させて頂きました。」
「ほう、どんな問題だ?」
おれは今置かれている状況を話した。
「なるほど、一定の時間に囚われていると。」
「はい。」
「ふむ…正直嘘だとは思ってない。初対面だけど、君の目は本気の目だと感じる。が、証拠がない。申し訳ないが、それに割く時間はない。」
「そう…ですか」
「だが、それを証明するために私しか知らない情報を教えよう。それをまた私にあった時に聞かせてくれないか?」
「ほう、つまりもう一周してこいと?」
「そうだな、では今から言うことをちゃんと心して聞いて覚えなさい。メモはどうせ意味が無いのだから。」
「はい!!」
俺は少し嬉しくなり、声が上がる。
「TTプロジェクト。」
「TTプロジェクト?」
「これだけ、覚えとけ。また一周してきた時、その私に言え。恐らく信じるだろう…さて、申し訳ないが、今回は帰ってくれないか?私も暇ではないのでね。」
「かしこまりました。失礼致します。」
俺はその場を離れ、また、一日を過ごした。
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