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女神さまの突拍子もない言葉に、俺は面食い、ついタメ口になっていた。
「これでも私は女神です。あなたの思いを知ることなど造作もありません。ですが、こうしてあなたから直接思いが聞けて、本当に嬉しくなり、ついつい笑ってしまいました」
どうやら女神さまは俺が15分もかかってしたつたない説明を、聞く前からすでにお見通しだったようだ。
何この羞恥プレイっ! 穴があったら入りたい。っつかベットがあったらゴロンゴロンと身悶えしてるよ俺っっっっっ!
「さて、本心も聞けたところで、あなたにはいくつかの選択肢を与えます。これは特例中の特例です。あなたのおこないが多くの人を救った事へのサービスです。
では、一つ。前世の記憶を無くし、通例通りに転生する。
二つ。現在のあなたのままで異世界に転移する。お好きな方を選びなさい」
そう言うと、女神さまは、にっこり微笑んだ様に光を照らされた。
「えっと、一つ目のは分かるんですが、二つ目の異世界って、いったいどんな所なんですか?」
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