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そう言って女神さまが提示してくれた能力は以下の通りである。
① 神器級魔道具一式(武器・防具・その他 計100品)
② チート能力(身体強化・探索・飛行などのアビリティー 計100種)
③ 莫大な魔力(ただし、魔法の習得は自分でおこなう事)
さて、どれを選んだものか。
確かにどれも捨てがたい。神器級の魔道具があれば、某未来の猫型ロボットの様に、あんな夢やこんな夢を叶えてくれそうだ。チート能力ならまず間違いなく最強になれるだろう。組み合わせ次第では、それこそ出来ないことなど無いかも知れない。
俺は10分も悩みに悩んでついに自分に相応しいものを選んだ。他の二つにも後ろ髪引かれる思いはあるが、後悔はしていない。
「本当にそれで宜しいのですね?」
「はい。これでお願いします!」
「わかりました。ではあなたの選んだものを授けます」
女神さまが一段と強い光を放つと、俺の体を包み込んだ。暖かく心落ち着くこの光に、ずっと包まれていたいと思っていると、次第に光は薄れ、1分もたたない間に消えて、もとの女神さまに戻っていた。
「これで本当に俺の力になったんですか?」
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