第一章 女神さまとのご対面

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 俺は女神さまの考えがわからず首をひねっていた。  生前の俺は女神さまに会えるような信者でも無いし、むしろ自殺するにあたって、復讐、仕返しをしたのだから、天罰を食らっても良さそうなものなのだが……。  すると、女神さまが優しく微笑んだように光った。  「確かにあなたがおこなったこと全てを褒めることは出来ません。自ら命を断つというのは、それだけで罪となります。しかし、あなたのおこなった事によって多くの命が救われたり、助かった人たちが沢山いるのです」  「俺の自殺で救われた?」  どうゆうことだ? 俺はただ自分を苦しめてきた奴らに復讐しただけだ。誰かの為にやったなんて事はない。自分勝手に振る舞っただけなんだが。     
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