眠れぬ夜

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いやいやいやいや。 そう。 『寝たい』のだ。 なのに。 こんなどうでもいいことをいつまでも考えているんだ、俺は。 腕を伸ばし、頭上にあったスマホを掴んで電源ボタンを押し、目の前にかざす。 明るくなった液晶から映し出されたのは--。 --午前1時57分。 あんなに色々考えていたのに! まだ4分しか経っていない。 「……………………」 もう何も考えるまい。 スマホの電源を落とし、目を瞑り、思考を閉じた。
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