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(maki side-7) タクシーの車中は、わずか15分ほどの間だが、最初のような沈黙が降りてくることはなかった。 以前からの先輩と後輩のような---といっても、同じ部活の上下関係という堅苦しさもなく。けっこう打ち解けたとおもう。 蒔田がほとんど一方的に話し続けているうちに、目的地に着いた。 それでも。前から深山のことを知っていて、あの試合のときにそこにいた、という話をすることはなかった。
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