blue hope

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(miya side-2)

あぁ、面倒くさい。
上りの新幹線の中で、ため息がでた。
結婚式という祝い事に対して、
抱く感想ではないのはわかってる。
でも本音はそんな感じ。

同い年のシバ―柴田の結婚式のために、
久しぶりに地元に帰る、その道のりが遠い。
iPodの中のお気に入りの音楽を聴いても、
堅苦しい服装のせいで
気分がさっぱり晴れない。
そもそも。
高校を卒業してから地元に帰るのははじめてで。
自然と足が重い。
とっとと祝って、とっとと帰ろ。
失礼にもそう決心して、
もう少し眠るために目をつぶった。