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「知らないわね~」
「何処から入手した話なの~」
それは俺も聞こうとしていた質問だった。
俺も先程ネットで調べてみたがそんな話一切出てこなかったと付け加えた。
「この話はな俺のばあちゃんが言ってんだよ」
「俺も始めはネットで調べてだけど、なかなかでてこないからさ、試しに聞いてみたらこの話をされたって訳」
「ん~、このての話題は大体が見間違いなのだけれども、それでも行く~?」
部長さんはこのての話題に対して多く触れて来たのであろう。興味半分残念さ半分といった感じだった。
「まあまあそう言わずに行きましょうよ」
「ユリも興味津々だしな」
木崎はニヤけ顔でユリの方を向いた。
「私は学校外で生徒が迷惑をかけないか見張りに行くだけよ!決してそんなのに興味があるわけじゃありません」
「けっ、素直じゃないねー」
「そんなんだから友達少ないんだよ」
「今その話は関係ないでしょ!」
どうやら堺さんは友達が少ない事に対してあまり触れて欲しく無いようだった。
「まぁ、お前が友達少ない事はどうでもいいが」
「なっ、どうでも……」
「ちょうど人手は欲しかったからな」
「どういうことかな~」
「この怪談は四人以上必要なんだよ」
「ん?四人?」
「さっきのはここに来るための口実だ」
アキラは嬉しそうだった。
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