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「やばい、やばいぜ統司!何だよ今のワープみたいな現象は!超恐ぇよ!」
「不思議なこともあるもんだ」
「不思議どころじゃねーだろ!お前アホか!いや、アホだ!クールぶっても何もカッコよくないからな!」
動揺しまくるゼロと、この状況をすんなり受け入れる統司。対称的な二人に話しかけてくる者がいた。
「あんさんら、さっきからうるそうおまっせ。ココがどういうトコやかわかってはりますの?」
黒髪ロングの髪に巫女装束を着た少女が言う。まさに大和撫子という表現がピッタリだが、口調はきつい。バサっと広げた扇子は黒と金を基調とした何とも高価そうなモノだ。
「どういう所?名前が物騒なだけで普通の学校ではないのか?」
黒髪ロングの女はクスッと笑って答える。
「めでたい人やねぇ。そないな知識でこの先生きていけるんどすか?ま、よろしおす。敵は一人でも少ないに越したことはあらしまへん。ほな、生きてたらまた会いましょ」
女が立ち去ってから5分後、チャイムが鳴り響き、壇上に一人の男が現れる
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