身の危険

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 予想外の事で焦っていた。2人心配するだろうな…無茶しなきゃいいけど… 一人になった部屋で、近くにあった酒を煽った。その時、ヒマリが来た。 「うん、綺麗だ…。 その色気は、心配で今にもここに飛んで来そうな勢いだった2人に仕込まれたの?」 「2人と話したのか!?」 「うん。事情と計画を話してお互い協力することになったよ。帰れるまでは我慢してね」 「…ああ、わかった。努力してみるよ…」 「さ、行こうか。なるべく目立たないように…無理…かな…」  格子の向こうは、賑やかになっていた。 若い男の子が外の男に色目を使っている。 変な世界…そう思いながら一番奥に格子にもたれて座った。勝手に持って来た酒を飲んで、着物の邪魔な袖を捲って片膝を折り曲げて座っていた。  初めて見る俺に驚く若い子たち…でも、気にせずにいた。 必死で客を取ろうとしている、若い子達をぼんやり見ていたら…後ろから首筋を撫でらてて、反応してしまった… 「ッや…ァ…」 触ったのは誰だと、振り返った…だけど失敗した。 俺の後ろには人が集まっていて、俺の姿を見た人達がどよめいた… 「っ…ゃ…」 身の危険を感じて怖くなった…  ココに座って数分…早々と俺は買われてしまった…。予約まで付いていた。
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