1.思い出

2/2

28人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
 「いい?絵理ネェは俺と結婚するんだからな。絶対だぞ!!」  「オッケー!でも、大人になったらね!」  「忘れんなよ!絶対だかんな!浮気、すんなよ!」  「はいはい。浮気はしません。絵理ネェは葉月一筋だよ!」  「よし!じゃあ、帰るぞ。」  差し出された小さな手を握り締めて、家路を向かう。  私、13歳中学生、対する葉月9歳小学3年生。  家は隣同士で共働き。  お互いの家での留守番、習い事や学童の送り迎え、いつも一緒だった。  
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加